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日常にさりげなく宿る美しさを綴った、川咲道穂の短編集
記憶を失った木下は思い出のタブレットを手に入れるため働くが、記憶喪失後の自我にも愛着を抱いてしまう。
「思うに月に窪みをつけようと言った奴は天才である。もし月に一つの傷もなく、滑らかな光だけをこの大地に注いでいたならば、きっと人々は彼のことを見向きもしなかっただろう。月も人も傷があるから美しいのだ。未完成の美、それが空に浮かんでいる。そのことを想えば自らが抱える懊悩も少しは軽くなるのだ」(エトランゼ)
「耳たぶを醤油で焼く夢を見ました。冬の間に蓄えた辛労を春の曙は奇妙な夢に作り替えて、これから迎える暖かな日々を楽しませようとするのでしょうか」
遥か未来に目を覚ました私は、変わってしまった人間社会と変わらずにいる私生活の差異に苦しみながら、とある人へ手紙を残した。(オリフィスの虜囚)
収録作品
・余白を塗る
・たんぽぽ
・ひっこしともだちさみしいきもち
・老雪と犬
・雨に降られて知らぬ人と
・タンスの引き出し
・ながれぼし
・月の五線譜
・はしゃぐボロのこと
・エトランゼ
・我が子のササクレ
・あわわわわ!
・岩どけてダンゴムシ追い出す仕事
・砂浜の一個人
・眼光
・強者の夏風邪
・オリフィスの虜囚
・涙の答え
三世代にまたがる18作品を収録。
2024年3月1日初版発行
著者 川咲道穂
表紙デザイン 川咲道穂
ISBN978‐4‐9911868‐4‐4
C0093
©2024 Mitsuho Kawasaki
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